4月の初め、古都・鎌倉をぶらりと散策してきました。同じ神奈川県内に住んでいるにも関わらず、東京に近い港北ニュータウンで生活する私にとって、小1時間かけて鎌倉に行くのは“小旅行”といった感じで、これまで足を運ぶ機会がありませんでした。このブログを開始する直前、半年ほど前に、十数年ぶりに鶴岡八幡宮を中心に散策したのですが、今回はその時に見学できなかった箇所を中心に見て廻りました。
①銭洗弁財天宇賀福神社
鎌倉の名所旧跡の中でも、特に金運にご利益があるということで老若男女問わず、非常に人気のある場所ですが、今回が初めての訪問となります。急な坂道を上った所に、社名を刻んだ立派な石板と鳥居があります。真っ暗な手掘りのトンネルを進んだ先に境内があります。何とも雰囲気があります。


中に入ると鳥居が並び立ち、それほど広くない敷地内にかなり多くの参拝者がいて、境内は熱気にあふれていました。


社務所で受付をしてローソクとザル(お金を洗う時に使う)をもらい、まずは本社の宇賀福神社で参拝を済ませます。押すな押すなの混雑ぶりです。


その後、社のすぐ横にある、奥宮とよばれる洞窟に入り、そこに祀られている宇賀神・弁財天へお参りしたあと、銭洗いを行います。ザルにお金を入れて湧水の清水で洗いますが、今回は千円札を洗いました。どうか金運が上昇しますように…。


境内には他にも小さな神社が幾つかあり、そちらも併せて参拝しました。小さな滝が流れ落ちる池の水がとても澄んでいて、沢山の鯉たちが優雅に泳いでいました。



銭洗弁財天に祀られている宇賀神ですが、「宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)」に由来するものとされ、その姿はとぐろを巻く蛇の体に、老人や女性の頭を持つという、異形の神様として知られています。仏教の弁財天と神仏習合して「宇賀弁財天」とも呼ばれるようになりますが、今回、境内を何気なく歩いていると、ある石版を見つけました。これぞ、宇賀弁財天の姿を表したものですね。他の神社では、なかなか見る機会のない代物ですが、ほとんどの参拝者の人たちは全く目にも留めない様子でした。


②鎌倉大仏高徳院
銭洗弁財天から歩いて20分少々の距離ということもあり今回、十数年ぶりに大仏さまのお姿を拝みに行きました。それにしても先ほどの弁財天とは違い、こちらは見学客の7~8割が外国人の観光客で、さすが鎌倉随一の観光名所だと実感しました。そういえば受付で入場券を買う際にも、女性の係員に「one(1人)?」
と英語で尋ねられ、一瞬、返答に窮してしまいました。
高徳院は浄土宗の寺院、大仏は銅製の阿弥陀如来坐像で勿論、国宝に指定されています。後世の補修が多い奈良・東大寺の大仏に比べて、ほぼ造像当初の姿を保っています。かつては大仏を覆う大仏殿が建てられ、室町時代に発生した地震と津波の影響で倒壊したと伝えられえいますが(=私もその認識でいましたが)、実際のところ、地震が発生する以前から、すでに大仏が露地の状態だったという記録が残っているそうです。鎌倉大仏を巡る歴史に関しては、意外にも不明な点が多いのだそうです。
大仏様のお姿です。やや猫背気味ではありますが、堂々とした風格が感じられます。




今回、初めて大仏様の内部を見学しました。階段を降りて薄暗い胎内へ。頭と胴体をつなぐ首の部分(茶色の丸い部分)は、頭の重さを支えるために強化プラスチックで補強されているそうです。大仏さまの背中にあった明りとりの扉も、中から見たらこんな感じでした…。



高徳院の大仏さまをゆっくり見学した後、今回の鎌倉散策の一番の目的地へと向かいましたが、少々長くなりますので、続きは次回ということで。
①銭洗弁財天宇賀福神社
鎌倉の名所旧跡の中でも、特に金運にご利益があるということで老若男女問わず、非常に人気のある場所ですが、今回が初めての訪問となります。急な坂道を上った所に、社名を刻んだ立派な石板と鳥居があります。真っ暗な手掘りのトンネルを進んだ先に境内があります。何とも雰囲気があります。


中に入ると鳥居が並び立ち、それほど広くない敷地内にかなり多くの参拝者がいて、境内は熱気にあふれていました。


社務所で受付をしてローソクとザル(お金を洗う時に使う)をもらい、まずは本社の宇賀福神社で参拝を済ませます。押すな押すなの混雑ぶりです。


その後、社のすぐ横にある、奥宮とよばれる洞窟に入り、そこに祀られている宇賀神・弁財天へお参りしたあと、銭洗いを行います。ザルにお金を入れて湧水の清水で洗いますが、今回は千円札を洗いました。どうか金運が上昇しますように…。


境内には他にも小さな神社が幾つかあり、そちらも併せて参拝しました。小さな滝が流れ落ちる池の水がとても澄んでいて、沢山の鯉たちが優雅に泳いでいました。



銭洗弁財天に祀られている宇賀神ですが、「宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)」に由来するものとされ、その姿はとぐろを巻く蛇の体に、老人や女性の頭を持つという、異形の神様として知られています。仏教の弁財天と神仏習合して「宇賀弁財天」とも呼ばれるようになりますが、今回、境内を何気なく歩いていると、ある石版を見つけました。これぞ、宇賀弁財天の姿を表したものですね。他の神社では、なかなか見る機会のない代物ですが、ほとんどの参拝者の人たちは全く目にも留めない様子でした。


②鎌倉大仏高徳院
銭洗弁財天から歩いて20分少々の距離ということもあり今回、十数年ぶりに大仏さまのお姿を拝みに行きました。それにしても先ほどの弁財天とは違い、こちらは見学客の7~8割が外国人の観光客で、さすが鎌倉随一の観光名所だと実感しました。そういえば受付で入場券を買う際にも、女性の係員に「one(1人)?」
と英語で尋ねられ、一瞬、返答に窮してしまいました。
高徳院は浄土宗の寺院、大仏は銅製の阿弥陀如来坐像で勿論、国宝に指定されています。後世の補修が多い奈良・東大寺の大仏に比べて、ほぼ造像当初の姿を保っています。かつては大仏を覆う大仏殿が建てられ、室町時代に発生した地震と津波の影響で倒壊したと伝えられえいますが(=私もその認識でいましたが)、実際のところ、地震が発生する以前から、すでに大仏が露地の状態だったという記録が残っているそうです。鎌倉大仏を巡る歴史に関しては、意外にも不明な点が多いのだそうです。
大仏様のお姿です。やや猫背気味ではありますが、堂々とした風格が感じられます。




今回、初めて大仏様の内部を見学しました。階段を降りて薄暗い胎内へ。頭と胴体をつなぐ首の部分(茶色の丸い部分)は、頭の重さを支えるために強化プラスチックで補強されているそうです。大仏さまの背中にあった明りとりの扉も、中から見たらこんな感じでした…。



高徳院の大仏さまをゆっくり見学した後、今回の鎌倉散策の一番の目的地へと向かいましたが、少々長くなりますので、続きは次回ということで。
コメント
こんばんはです。
大仏様の背中が開いてるなんて!
初めて見ました。
中に入ると、大仏様と一体感になれるような・・・
どうなのかしら・・・。
サトセイさんの
>大仏様のお姿です。やや猫背気味
私の笑いのツボにはまりました(笑)
大仏様の背中が開いてるなんて!
初めて見ました。
中に入ると、大仏様と一体感になれるような・・・
どうなのかしら・・・。
サトセイさんの
>大仏様のお姿です。やや猫背気味
私の笑いのツボにはまりました(笑)
Re: タイトルなし
> こんばんはです。
> 大仏様の背中が開いてるなんて!
> 初めて見ました。
>
> 中に入ると、大仏様と一体感になれるような・・・
> どうなのかしら・・・。
>
> サトセイさんの
> >大仏様のお姿です。やや猫背気味
> 私の笑いのツボにはまりました(笑)
しずかさん、いつもコメントありがとうございます。大仏さまの中に入った最初の印象は、巨大な金属の塊(かたまり)といった感じでした。外国の観光客の人たちは WAO!と驚嘆していましたよ。
> 大仏様の背中が開いてるなんて!
> 初めて見ました。
>
> 中に入ると、大仏様と一体感になれるような・・・
> どうなのかしら・・・。
>
> サトセイさんの
> >大仏様のお姿です。やや猫背気味
> 私の笑いのツボにはまりました(笑)
しずかさん、いつもコメントありがとうございます。大仏さまの中に入った最初の印象は、巨大な金属の塊(かたまり)といった感じでした。外国の観光客の人たちは WAO!と驚嘆していましたよ。
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