10月28日から3泊4日の日程で、念願だった山陰旅行に行ってきました。本当に充実した旅行でしたが、その前に、旅行出発の前々日、神奈川県川崎市にある生田緑地周辺の施設を散策してきましたので、そちらからお伝えしたいと思います。

当日は晴天だったこともあり、まず生田緑地の「ばら苑」を観に行きました。ここはバラの開花期(年2回)にしかオープンしない施設で、今回が初めての訪問となります。今回訪れた「ばら苑」は、2002年3月に向ヶ丘遊園が閉園したのち、園内にあった「ばら苑」の存続を求めた市民の要望を受けて、川崎市が運営を引き継いだとのこと。地元の人たちから愛されていたのですね…。

生田緑地ばら苑

いよいよ「ばら苑」に到着、そこはまさに見渡す限りのバラの園(その)でした。

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今度は春の季節に開園するそうなので、また天気が良い日を見はからって再訪したいと思います。


今回の生田緑地の散策には、実はもう1つ目的地がありました。「ばら苑」を後にして次に向かったのは「川崎市岡本太郎美術館」です。ここは今回で3回目の訪問となります。

川崎市岡本太郎美術館

岡本太郎……私が尊敬して止まない芸術家の1人です。画家・彫刻家でありながら、評論・文筆活動を行い、考古学・民俗学にも精通している知識人。芸術家という枠に収まりきらない、一人の人間として憧れる偉大な人物です。すべての作品から放たれる強烈なパワーは、他の芸術家とは一線を画している、まさにオンリーワンの存在感です。

今から20年近く前、大学4年生の冬に卒業旅行で(といっても気ままな一人旅でしたが)大阪巡りをしました。生まれも育ちも東京で、中学校の修学旅行で京都・奈良しか訪れたことのなかった私としては、関西の中心地、大阪のコテコテの雰囲気を体感してみたかったのです。その旅行の際に是非行ってみたい所が3つありました。道頓堀、通天閣、そして「太陽の塔」です。万博公園で塔を目の当りにした時、その偉容に圧倒されたことを、今でも鮮明に覚えています。

万博公園 太陽の塔

数年前、メキシコで制作された幻の大作「明日の神話」が発見・復元された時も汐留に足を運びましたし、昨年は生誕百年を記念して開催された東京国立近代美術館の「岡本太郎展」も観に行きました。こちらは大盛況で、1時間以上並んで入場しました。特に20代くらいの若者が多くいた印象があります。世代を超えた人気ぶりを感じましたね。

生誕100年 岡本太郎展

私は、自宅から東京都内に電車で向かう際には東急田園都市線を利用するのですが、ちょうど多摩川に差し掛かる時、土手沿いに目をやると、ウネウネした形の白いオブジェがチラリと見えてきます。普段の日常の光景の中にも、太郎の作品が身近に存在しています。

岡本かの子文学碑「誇り」(宮前区市民サイト)

前段が長くなりましたが、以下、美術館の様子です。

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実は今年9月、妻と2泊3日で名古屋に旅行に行ったのですが、その旅行の際にも是非行ってみたい所が3か所ありました。熱田神宮、犬山城、そして「日本モンキーパーク」です。

日本モンキーパーク

なぜモンキーパークなのか…、確かに私は申年生まれで猿は大好きなのですが、目的はかわいいお猿さん達ではなく、太郎が大阪万博の「太陽の塔」の前年(1969年)に製作した「若き太陽の塔」を観るためでした。この塔は大阪の塔と比べてかなりマイナーな存在ですが、昨年、塔がお色直ししてリニューアル公開されたとの情報を聞いていたので、この機会に是非訪れてみたいと思っていました。

炎天下、巨大な塔の下に立ったとき、20年の歳月を経てまさにデジャヴュのような感覚に襲われました。

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愛すべき岡本太郎のことを書き出すと、アレもコレも…となって収拾がつかなくなってしまうのですが、太郎の魅力は数多くの作品以上に、その生き様というか、彼が語った言葉に強く惹かれてしまうのです。太郎に関連する書籍をこれまで何冊か愛読してきましたが、その中でも、私の心の中に深く刻み込まれた言葉が2つあります。

◎ある人が言った「あなたは絵描きさんでありながら、さかんに文章も書くし、いったいどっちが本職でか?」
本職、そんなものありませんよ。バカバカしい。もしどうしても本職って言うんなら“人間”ですね

◎長野県諏訪大社で7年に一度開催される奇祭、御柱祭に招待された太郎。木落としの坂の上から御柱をまさにおろそうとした時、太郎が柱に乗せろ!と言い出し周囲の人たちを唖然とさせた。そこで太郎が放った一言。
死んでなにが悪い。祭りだろ


昨年の生誕百年祭イベントのキャッチフレーズは Be TARO でした。
何ともすばらしい言葉です。
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