いよいよ、先日の山陰旅行の様子をお伝えしたいと思います。今回の旅行では毎日あちこち様々な場所を周っていたので、できるだけ分かりやすく、旅の行程順ではなくテーマ別に分けて、旅の様子を書き進めたいと思います。

まずは神社参拝です。山陰、出雲地方の名所を観光するに当たって、神社巡りは欠かせません。旅行初日、米子空港に到着したあと、まず最初に向かった目的地は、島根半島のほぼ東端に位置する「美保神社」です。JR境港駅からバスとタクシーを乗り継いで約40分、ようやく小さな漁港に面した美保神社に到着しました。途中、タクシーの運転手さんが、車内で地元の民謡を歌ってくれ旅の気分を盛り上げてくれました。

今回の旅行で、ここだけは欠かせないという場所が3か所あったのですが、そのうちの1つが美保神社でした。美保神社の祭神は事代主神(ことしろぬしのかみ)=エビス様で、先日のブログでも書いたように、古事記の神話に因む青柴垣神事、諸手船神事というお祭りが有名です。

神社は、小さな漁港を正面にして鳥居が立ち、それ以外の三方をぐるりと山に囲まれた場所に建てられていて、周囲の森の懐に包まれるかのように佇んでいました。訪れた時には、自分以外の参拝者は数えるほどしかいなく、静かな環境の中で心穏やかにお参りすることができました。

DSCF5258_convert_20121103235406.jpg

DSCF5267_convert_20121103235515.jpg

DSCF5268_convert_20121103235559.jpg

DSCF5283_convert_20121103235638.jpg

かつて私は10年近くの間、静岡県の三島市で暮らしていました。三島市には伊豆国の一の宮、三島大社があり、そこから歩いて5分ほどの近所に住んでいたこともあって、普段から大社にはよくお参りをしていました。実は三島で現在の妻と出会い結婚したのですが、妻の実家が三島市内にある関係で、横浜で暮らしている今でも毎年、初詣で三島大社を必ず訪れています。

三島大社

三島大社の主祭神は、大山祇神(おおやまずみのかみ)と事代主神の二神です。事代主神については伝説があり、美保で国を譲ってしまった責任を取って引き籠もられた神が、遠く離れた伊豆の国で再生して三島明神となり、最終的に鎮座した場所が三島大社と言われているそうです(他にも説があるようですが)。というわけで、三島大社と関わりの深い私にとっては、美保神社はとてもご縁がある神社ということで、今回、念願かなっての参拝となりました。縁とはつくづく、不思議なものです。

余談ですが、境内には参拝者のために、境内の案内図や神社の歴史・祭事、それに写真撮影のベストポジションなどを紹介した、持ち運びに便利なラミネート加工した案内資料が用意されていて、とても重宝しました。これは是非、他の神社にも置いておいて欲しいアイテムです。

DSCF5286_convert_20121104000951.jpg

次に紹介するのは旅行3日目、松江市を訪れた際に参拝した「八重垣神社」と「神魂(かもす)神社」です。JR松江駅からバスに乗り、20分ほどでまず「八重垣神社」に到着しました。

八重垣神社

事前に、駅の観光案内所でもらったパンフレットを見たところ、こちらの神社では“縁結び娘”という女性のボランティアが毎日、定刻になると境内を無料案内してくれるとの情報が紹介されていて、神社に到着して早々、さっそく案内が始まりました。神社を訪れた個人の参拝者を対象に、こうした案内をしてくれるというのは初めての経験でしたので、普段の参拝とは少々趣を変えて、他の方々と一緒に観光気分で境内を巡りました。

八重垣神社ガイド 縁結び娘

DSCF5749_convert_20121103235813.jpg

DSCF5750_convert_20121104000017.jpg

DSCF5761_convert_20121104000050.jpg

DSCF5758_convert_20121104000122.jpg

八重垣神社は、素戔嗚尊と稲田姫神が結ばれた場所に因む神社ということで、結婚や男女の縁にご利益があるとされ、特に若い女性を中心に参拝者が増えているそうです。

社殿のある敷地から道を隔てて少し歩いた森の中に「鏡の池」という小さな池があるのですが、参拝者の多くが、その池で「縁結び占い」をするそうです。私はしませんでしたが…。

DSCF5776_convert_20121104000204.jpg

DSCF5780_convert_20121104000236.jpg


八重垣神社の境内をひと通り巡ったあと、神社の横にあるお土産店でレンタサイクルを借りて、次に「神魂神社」に向かいました。八重垣神社からは自転車で15分くらいの所にあります。

主祭神はイザナミノミコトで、この神社を建てたのは天照大神の息子の天穂日命(あまのほひのみこと)とされます。天穂日命は、出雲を治めていた大国主神に国譲りをするように説得するため、高天原から遣わされましたが、逆に大国主神に付き従ってしまい、出雲の地に住み着いてしまったエピソードで知られていますね。現在の出雲大社の宮司さんは、過去にさかのぼるとこの天穂日命が先祖と言われています。

本殿は、現存する最古の大社造りということで、国宝にも指定されています。そんな由緒ある神社を参拝しないわけには行きませんので、かなり空模様が怪しかったものの、自転車に乗って出発しました。すると数分も経たないうちに雨がポツポツと、しばらくするとかなり強い雨に変わりました。なんとか神社に着いたものの、拝殿で参拝していると、これまでにも増して土砂降りの雨が…。今回の旅行の中で最悪のコンディションとなってしまったのですが、その後、ビショ濡れになりながらも、どうにか出発地点の八重垣神社に戻って、自転車を返却することができました。

八重垣神社と比べると、明らかに参拝者の数が少なく、鬱蒼とした木立の中に社殿が建っていることもあって、とても厳かな雰囲気が漂う神社でした。

DSCF5795_convert_20121104000310.jpg

DSCF5806_convert_20121104000456.jpg

DSCF5803_convert_20121104000550.jpg

美保神社、八重垣神社、神魂神社、いずれも三者三様の特徴があり、各神社を今回参拝できたことはとても貴重な体験となりました。次はいよいよ、出雲大社に向かいます。
コメント
承認待ちコメント
このコメントは管理者の承認待ちです
コメントの投稿
トラックバック URL
トラックバック