(前回の続き)

手水舎を後にし、四の鳥居(日本最古の銅製の鳥居)をくぐると、いよいよ拝殿がその姿を現します。こちらは御仮殿(おかりでん)とよばれ現在、「平成の大遷宮」のため大国主神はここに仮に祀られています。注連縄が立派です。

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出雲大社を参拝するにあたっては、他の神社と違って「二礼四拍手一礼」が基本です。私も間違えないように気をつけながら参拝をしました。これから様々な人たちと出会いご縁が深まりますように…と。

そういえば、そばにいた団体客のご老人がガイドさんに「この二礼四拍手一礼というのは出雲大社だけなんですか?」と聞いたところ、ガイドさんがどこかの神社の名前を挙げて説明していたことを思い出しました。はっきり聞き取れなかったので、改めてネットで探してみたところ全国に3社、佐賀県の祐徳神社、大分県の宇佐神宮、そして新潟県の弥彦神社があるということを知りました。

「むむっ、宇佐神宮?」
日本全国の八幡宮の総本宮として有名ですが、“謎学”に興味のある私としては、以前から“サイエンスエンターテナー”こと飛鳥昭雄さんの書籍を何冊も読んで、宇佐神宮に隠されてきた歴史的な事実に、とても興味がありました。飛鳥さんの著作は「とんでも本」と揶揄されることもありますが(あまりに常識を超えた話しばかりなので)、私としては腑に落ちる事実や、目から鱗が落ちることも数多くあって、洋の東西を問わず歴史は権力者によって捏造されたり、あるいは真実が封印されてきたという事を、強く認識するきっかけとなりました。

(宇佐神宮については、また別な機会で触れるとして…)参拝が済み、拝殿の横を通って奥に進むと、工事中の本殿が見えてきました。60年に1回葺き替えられる、桧皮葺きの屋根はすっかり綺麗になっていましたが、周囲の建物も改修しているため、敷地の奥の方は立ち入り禁止になっておました。来年5月に大遷宮が行われるので、今度来たときには、その全容を見ることができるかと思います。

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本殿前の広場の一画に、2000年に発掘された、古代本殿の棟を支えた柱(宇豆柱:うずばしら)を模した印が示されていました。3本の杉の大木を束ねて1つの柱としており、1本の直径は1.3mもあるそうです。

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3つの〇印に、それを取り囲む大きな〇印。
普通の観光客でしたら、「へーっ、すごい大きな柱だったんだねー」と感心するだけで終わりですが、“謎学”に関心のある私としては、それで済ますわけには行きません。本殿の柱を模したこの形には、何やら他の意味が隠されているそうです(こちらもまた機会があれば、触れてみたいと思います)。


本殿の周囲にある摂社を巡ったあと、神楽殿へ。ここには、日本一の注連縄(長さ13m、重さ5t)があります。それにしても何故、立派な拝殿が現存しているのに、それとは別にこれほど大きな神楽殿が存在しているのか、よく分からなかったのですが、調べてみたところ、明治12年の出雲大社教が創始された際に、本殿とは別に大国主大神を祀ったことに由来するのだそうです。

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神楽殿の南側には、高さ47mの国旗掲揚台があり、日本国内で最大の日章旗(日の丸)が掲げられていました。NHKの放送終了時に流れる映像はこの国旗です。旗の重さ約50㎏、畳75枚分の大きさがあるそうです。あまりのスケールの大きさに、思わず口をポカンと空けて見上げてしまいました。

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そういえば、この日章旗に関しても昨年、色々と話題になりました。2011年3月11日、東日本大震災が起こってから間もない翌月4日、この日章旗が真っ二つに裂けたという出来事です。大社側は「強風に煽られて裂けた」とコメントしているそうですが、真相はそんな単純な話しではない気がします。

島根県の出雲大社、長野県の諏訪大社、茨城県の鹿島神宮は、日本地図を見るとほぼ一直線上に位置していることは有名です。震災が起こった昨年、諏訪大社では「筒粥(つつがゆ)神事」という年初めの占いで「大凶」の結果が出たり、鹿島神宮では震災時、神社の象徴である大鳥居が崩壊するなどの出来事がありました。日本有数の神社で、こうした現象が相次いだ背景には、何かしら目に見えない世界(=神界)の影響があると考えても、何ら不思議ではありません。日本人は、真摯に畏敬の念を持って、八百万の神様と向かい合う必要があると感じます。

というわけで、出雲大社の参拝の様子はここまで。この大社には、まだまだ私の浅学では到達しえない事実や歴史が沢山あります。次回再訪する時には、今以上に知識を蓄えた上で参拝できればと思います。
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